買って使ってみた「Go To イート」長崎食事券 売れ行き好調 初日1万5000冊

レジで長崎食事券と現金をスタッフ(左)に手渡す記者=長崎市、みらい長崎ココウォーク

 新型コロナウイルス禍に対応した政府の飲食業界支援事業「Go To イート」長崎食事券の販売と利用が29日、始まった。1冊8千円(千円10枚つづり)。ローソンで購入でき、郵送代引きでも受け付けている。来年3月末まで長崎県内の登録店で利用でき、登録は現在の1300店超から増える見込みだ。長崎事務局(長崎市)によると、初日は午後5時までに1万5010冊の予約・販売があり「売れ行き好調」と手応えを感じている。販売100万冊を予定しているという長崎食事券を買って使ってみた。
 まず、食事券を購入するには、ローソンチケットの予約番号が必要。「Go To イートキャンペーン長崎」のホームページでウェブ、電話での予約方法が説明されている。今回はスマートフォンから1冊分を予約。会員登録しなくても手続きができ、すぐにメールで予約番号が届いた。電話の場合はオペレーターが予約番号を伝える。

ローソンチケットの長崎食事券ウェブ予約画面

 ローソンに出向き、店舗内の端末に予約番号を入力。端末から出てきた引換券をレジに持参し、購入できた。同じく食事券を買った70代女性は「きょう友達と食事をする時に使う。ウェブ予約は私たち世代には難しかったかな」。
 正午すぎ、同市茂里町のみらい長崎ココウォーク内の和食店「中の茶屋重籠」へ。2千円分のプレミアムが付く食事券のお得感が背中を後押しし、ずっと食べてみたかった「日本一長崎和牛のあみ焼重」(2860円)を味わった。支払いは食事券2枚と現金860円。食事券3枚を出しても140円のお釣りは出ない。
 同店でこの日、ランチでの食事券利用は記者を含め2件。おかみの山下美智代さん(64)は「プレミアムが付く食事券はお金よりも出しやすそう。これを機に多くの人に来てほしい」と期待を寄せていた。
 食事券についての問い合わせは長崎事務局(電0570.044123)。

 


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