【新型コロナ】横浜で新たに37人感染 金沢区職員は陽性判明後も出勤

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は30日、10歳未満~80代の男女37人の感染が新たに確認された、と発表した。70代女性が中等症で、36人は軽症または無症状。うち18人の感染経路が不明という。

 経路が判明している19人のうち、50代女性2人は既に利用者1人の陽性が判明している市内の障害者通所施設を利用。市は、職員と利用者計約80人を対象に集団検査を行っている。

 母親から感染したとみられる10代の市立小学校の男児は、発症前日の26日まで登校。経路不明者のうち、市内の私立高校に通う10代の女子生徒も22日に発症し、23日まで登校しており、市は両校における濃厚接触者の数を調べている。

 また、27日に感染を公表した60代女性について、金沢区の会計年度任用職員だったと公表した。女性は14日に発熱やせきなどの症状があり、24日にPCR検査を受けた。26日に陽性と判明したが職場に伝えず、29日まで出勤していたといい、濃厚接触者の区職員1人が自宅で待機している。女性は事務担当で、市民への対応はしていなかった。

 一方、市は24日に感染を公表した50代男性と25日に公表した70代女性について、医療機関が発生届けを取り下げたと発表した。いずれも抗原検査で陽性だったが、その後のPCR検査などで感染の疑いが低いと分かり、感染者数を24日は1減の27人に、25日も1減の24人にそれぞれ訂正した。

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 市が30日までに発表した患者の区別住所地発生状況は、次の通り(毎週金曜更新)。

 ▽鶴見区=367人▽神奈川区=243人▽西区=147人▽中区=266人▽南区=301人▽港南区=234人▽保土ケ谷区=203人▽旭区=220人▽磯子区=149人▽金沢区=162人▽港北区=332人▽緑区=123人▽青葉区=332人▽都筑区=147人▽戸塚区=218人▽栄区=67人▽泉区=114人▽瀬谷区=106人▽市外=175人

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