闇夜に浮かぶ幻想のツリー 箱根ガラスの森美術館

幻想的に浮かび上がるクリスタルガラスで彩られた「ラ・コッピア」=箱根ガラスの森美術館

 箱根ガラスの森美術館(箱根町仙石原)の庭園に、クリスタルガラスのクリスマスツリー「ラ・コッピア」がお目見えした。展示は12月25日まで。

 クリスタルガラス約8万5千粒で彩られた「ロミオ」(高さ約11メートル)と、約6万5千粒が輝く「ジュリエット」(同約8メートル)の2本。「ラ・コッピア」はイタリア語でカップルを意味する。

 日中は七色に光り、日没ごろからはライトアップされて幻想的に浮かび上がる。来館したカップルらがうっとりと眺め、記念撮影する姿が見られた。

 東京都からサークル仲間4人で訪れた大学2年の女性(20)は「時間帯や光の当たり方で、色がさまざまに変わってきれいですね」と喜んでいた。岩田正崔(まさたか)館長は「大自然の中で、クリスマスまでロマンチックに過ごしてもらえたら」と来館を呼び掛けている。開館時間は午前10時~午後5時半。入館料などは同館電話0460(86)3111。

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