香取慎吾にNHK大河ドラマ出演の可能性

元SMAPの香取慎吾と脚本家の三谷幸喜がタッグを組んで配信されているドラマ「誰かが、見ている」(Amazonプライム・ビデオ)がなかなか好評だ。このドラマの勢いで、再来年に香取の大河出演もあるのではとささやかれている。

この「誰かが、見ている」は登場人物の置かれる状況などから、視聴者を笑わせるシチュエーション・コメディという分類のドラマだ。「日本ではなかなかお目にかかれないタイプのドラマですが、視聴者からは、大爆笑はないけどニヤっとしちゃうとか、香取のコメディもありかも、など概ね高評価を得ています。見ている層がSMAPファンだけではないという分析も出ていて、新たなファンを取り込んでいるともいわれているんです」とはある制作会社関係者。

この2人は2004年の大河ドラマ「新選組!」、2015年には映画「ギャラクシー街道」で主演と脚本という立場でタッグを組んだ。前出の関係者は「その三谷さんは2022年に小栗旬が主演する大河『鎌倉殿の13人』で脚本と原案を手掛けます。小栗以外のキャストは発表されてませんが、ここに香取の名前が入ってくるんじゃないかといわれているんです」。

ジャニーズを退社して以降、元SMAPの3人は地上波のドラマに出演する機会がかなり減ってきているが、NHKは例外だった。「今年春には戸田恵梨香主演の朝ドラ『スカーレット』に稲垣吾郎が出演し、来年には大河ドラマ『青天を衝け』に草彅剛が出演します。その次は三谷作品ですし、香取が出ないということはないだろうといわれていますし、『誰かが、見ている』の高評価を理由として、新しい視聴者層が取り込めると、大河にキャスティングされるといわれているんです」と同関係者はいう。

NHKだけが、ジャニーズに気兼ねなく、事務所を辞めたジャニーズタレントをキャスティング出来ているが、ある芸能プロ関係者は「当然、テレビ局ですから、ジャニーズにも忖度しないといけない部分はあるでしょうが、3人がNHKに出ることによって、圧力をかけているのではといわれてしまうジャニーズに対してもある程度のガス抜きにもなっているといわれています。ジャニーズもNHKも、お互いがウインウインの状況と言っていいかもしれません」。話題作になることはまちがいないだろう。

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