MotionalとViaが提携、2021年前半からロボタクシー提供開始

自動運転技術を開発しているMotional(モーショナル)が27日、パブリックモビリティソリューションを提供するVia Transportation(以下、ヴィア)と提携することを発表した。

モーショナルはアメリカのボストンを拠点にしている自動運転技術開発企業。アプティブ(Aptiv)とヒュンダイの合弁企業で、2022年に自動運転によるロボタクシー提供を目標としている。ヴィアは、乗り合いサービスの配車アルゴリズム技術やユーザーエクスペリエンスに優れたアプリを活用した運行システムを提供するスタートアップ。

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Via はニューヨークでの乗り合いサービスを始めとし、世界20カ国で累計7,000万人以上の利用者を誇るモビリティスタートアップだ。独自開発した最先端の配車アルゴリズム技術やユーザーエクスペリエンスに優れたアプリを活用した運行システムを提供し、自治体やバス・タクシー・鉄道などの公共交通機関だ...

今回の提携は、「オンデマンドのシェアするロボタクシー」という未来を見据えたもの。モーショナルの自動運転車を、車両予約、ルート選択、乗客と車両の割り当ておよび識別、顧客体験、車両管理といったヴィアのテクノロジーへとシームレスに接続させ、高度に統合した自律型のライドシェアシステムの実現をめざす。

最初に行うサービスは、安全かつ手軽な価格で効率的に交通手段へアクセスできるように拡大するためのシェアロボタクシーの一般公開だ。2021年前半にアメリカで開始する予定。

アメリカでは、新型コロナウイルスの感染拡大により、無人運転への関心が高まっている。モーショナルが発表した調査レポートでは、アメリカ人の70%が感染リスクにより交通手段の選び方に影響を与えたと答え、5人に1人がパンデミック前よりも自動運転の車両に関心を持っているという。

(出典:Motional Webサイトより)

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