IMSA:レクサス戴冠。RC F GT3を走らせるAVSがスプリントカップ王者に

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第10戦ラグナ・セカの決勝が11月1日、ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで行われ、GTDクラス11位でレースを終えたエイム・バッサー・サリバン(AVS)の14号車レクサスRC F GT3(ジャック・ホークスワース/アーロン・テリッツ組)が、ウェザーテック・スプリントカップのタイトルを獲得した。

 2020年、参戦2年目のシーズンを戦っているAVSは、2台のレクサスRC F GT3を走らせるGTDクラスの強豪。今季は14号車が3勝、チームメイトの12号車も1勝をマークし、シリーズランキングで3番手、5番手につけている。
 
 そんなAVSの14号車組は今ラウンドで19ポイントを獲得すれば、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のスプリントレースを対象とした“ウェザーテック・スプリントカップ”のタイトルを自動的に獲得できる条件のなか週末のレースを迎え、日曜日に行われた2時間40分レースをスタートした時点で同タイトルを手中に収めた。

 彼らは前述のとおり第2戦デイトナ、第3戦セブリング、第7戦ミド・オハイオの計3ラウンドで勝利を飾り、この他のスプリントレースでも2回のポディウムフィニッシュを果たしている。

 ホークスワースとテリッツのコンビは、ウェザーテック・スプリントカップの最終戦として行われたラグナ・セカでは厳しい戦いを強いられた。
 
 彼らのクルマは予選でパンクに見舞われ、本来のスピードを発揮できず。グリッド後方からのスタートとなった決勝でも展開に恵まれずにクラス11位でチェッカー受けている。

 レクサスにとって今回の戴冠はウェザーテックがサポートするシリーズで初めてのタイトル獲得となった。また、同ブランドはGTDメーカーのタイトル争いでアキュラに次ぐランキング2番手につけており、11月14日にセブリング・インターナショナル・レースウェイで開催される2020年シーズン最終戦セブリング12時間において2冠達成に挑戦する。

2020ウェザーテック・スプリントカップを獲得したジャック・ホークスワース/アーロン・テリッツ組(エイム・バッサー・サリバン)
ピットアウトするエイム・バッサー・サリバンの14号車レクサスRC F GT3

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