大手移籍情報サイトが田中のヤンキース残留を予想 3年3900万ドル

大手移籍情報サイト「MLB Trade Rumors」は日本時間11月3日、今オフのフリーエージェント選手トップ50を契約予想とともに発表し、10位にランクインした田中将大はヤンキースと3年3900万ドルで再契約するとの予想になった。同サイトは、田中がヤンキースと再契約しなかった場合の移籍先の候補として同じニューヨークに本拠地を置くメッツのほか、カブス、ブレーブス、ジャイアンツ、エンゼルス、ブルージェイズ、ナショナルズ、フィリーズ、レッドソックス、ホワイトソックスを挙げている。

同サイトはまず、ヤンキースが7年前にポスティング料2000万ドルを支払ったうえで田中と7年1億5500万ドルの大型契約を結んだことを紹介。メジャーで18度の先発を終えた時点で右肘の内側側副靭帯を部分断裂したことにも言及したが、「ドクターたちは手術は必要ないと話した。それから6年以上が経過したが、田中はトミー・ジョン手術を必要としていない」と大きな問題にならなかったことを伝えた。

同サイトは、サイ・ヤング賞の投票で7位にランクインした2016年をピークとして、田中がヤンキースで計算できる先発投手として活躍してきたことを紹介。2016~19年の4年間は平均30試合に先発し、今季も開幕前に打球を頭部に受けるアクシデントがあったものの、それを除けば健康にシーズンを過ごしたことを伝えた。

キャリアを通して被本塁打が多い傾向がある一方、「非の打ち所がないコントロールを持っている」と田中の制球力を絶賛。「7年前ほどワクワクする存在ではないものの、ヤンキースという人気球団で4.00未満の防御率を記録してきた能力の高さは多くの球団から関心を集めるだろう」と今オフの動向について言及した。また、クオリファイング・オファーを提示されず、獲得の際にドラフト指名権の喪失が発生しないことも田中の人気を後押しする要素として挙げている。

そして、同サイトの契約予想は「ヤンキースと3年3900万ドルで再契約」というもの。ヤンキースは同サイトの予想通り、田中の引き留めに動くのだろうか。今後の動向に注目だ。

© MLB Advanced Media, LP.