新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内では4日、新たに10歳未満～80代の男女計44人の感染が確認された。うち12人が感染経路不明という。
横浜市によると、市内の障害者グループホームの20～80代の職員6人が感染。既に入所者2人の感染が確認されており、市はクラスター（感染者集団）が発生したとみている。
川崎市では、クラスターが確認されている市立多摩病院（多摩区）の看護師、患者ら6人の感染も判明。同病院関連の感染者は計24人となった。
相模原市によると、クラスターが発生している「ふじの温泉病院」（同市緑区）で、入院患者3人の陽性が判明。同病院の感染者は計81人となった。
黒岩祐治知事は4日の定例会見で、同病院のクラスターに触れ、災害派遣医療チーム（DMAT）や災害派遣精神医療チーム（DPAT）などが対応に当たったとし、「これだけの規模のクラスターに、関係団体が一丸となって対応した事例は全国初だ。施設内での感染対策をいま一度、点検してほしい」と呼び掛けた。
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川崎市立多摩病院で4日、新たに看護師ら2人の感染が確認された。うち20代女性看護師はクラスターが発生した消化器・肝臓内科に勤務していた。
