5千世帯に宅配ボックス配布 感染防止やCO2削減に効果 相模原

宅配ボックスを手にする相模原市の本村賢太郎市長

 相模原市は12月から、不在時に宅配物を受け取ることができる簡易型の宅配ボックスを無料配布する。市内在住で希望する5千世帯が対象。

 宅配ボックスは、古着などを再生したポリエステル素材製で、ケヤキとヒバリが描かれたデザイン。13センチ四方に折り畳むことができ、広げると縦横高さがそれぞれ約40センチ(外寸合計120センチ)程度の荷物を入れることができる。ワイヤでドアノブに付けてダイヤル式の錠をかけることで盗難を防ぐ。

 市は、配達員との接触を避けられるので新型コロナウイルスの感染防止効果が期待でき、車両を使った再配達の回数を減らすことで二酸化炭素排出量の削減効果もあるとしている。

 一つの住所から応募できるのは1度のみ。募集は市ホームページで12月31日まで受け付けている。希望者が多い場合は抽選となる。

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