メッツが2019年盗塁王・スミスを含む11選手とマイナー契約

メッツは日本時間11月5日、2019年にマリナーズでアメリカン・リーグ盗塁王に輝いたマレックス・スミス外野手、ブレーブスでクローザーを務めた経験のあるアローディス・ビスカイーノ投手、今季レッドソックスで34試合に出場したホゼ・ペラザ二塁手らを含む11人の選手とマイナー契約を結んだことを発表した。スティーブ・コーエンを新オーナーに迎えた今オフは積極的な戦力補強を展開することが予想されているが、まずはマイナーの選手層に厚みを持たせることに成功した。

メッツがマイナー契約を発表したのは、スミス、ビスカイーノ、ペラザの3人にブルース・マックスウェル捕手、デービッド・ロドリゲス捕手、ジョネシュウィ・ファーガス外野手、ジェイク・ヘイガー内野手、ルイス・カルピオ内野手、ミッチェル・トルマン内野手、ハロル・ゴンザレス投手、オスカー・デラクルス投手の8人を加えた11人。メジャーでのプレー経験があるのはスミス、ビスカイーノ、ペラザ、マックスウェルの4人だけだ。

現在27歳のスミスは、2018年からの2シーズンで合計86盗塁をマークし、2019年には両リーグ最多の46盗塁で盗塁王のタイトルを獲得。しかし、2019年の打撃成績は打率.227、6本塁打、37打点、OPS.635に過ぎず、守備防御点-13(中堅で-11、右翼で-2)と守備面でも精彩を欠いた。今季はさらに打撃成績が悪化し、14試合で打率.133、0本塁打、3打点、2盗塁、OPS.348とほとんど戦力にならず、9月にはマリナーズの40人枠から外れていた。

来週30歳の誕生日を迎えるビスカイーノは、2017年からの3シーズンで合計105試合に登板して防御率2.53をマーク。しかし、故障が非常に多く、2017年は62試合に登板したものの、2018年は39試合、2019年は4試合しか投げられなかった。2019年シーズン終了後にフリーエージェントとなり、今季は無所属のまま1年を過ごした。クローザーの経験もあるため、復活すれば大きな戦力になるが、以前のパフォーマンスを取り戻せるかどうかは未知数だ。

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