長崎駅ビル整備 JR九州・青柳社長「予定通り」 コロナ影響見て検討

 JR九州の青柳俊彦社長は4日、九州新幹線長崎ルートの2022年秋暫定開業に伴い、長崎市に計画する新たな長崎駅ビル整備への新型コロナウイルス問題の影響について、開業の延期や概要の変更は具体的に決めていないとして、21年春の着工は予定通りとの認識を示した。ただ、収束が見通せない中、コロナがどれくらい影響するか、時期や内容を検討中とし、「状況判断をしながら進めていきたい」と述べた。
 新駅ビルは地上13階建てで、商業施設、オフィス、ホテルなどが入る計画。昨年12月、21年春に着工し、23年春に商業施設の一部などを先行開業、25年度にホテルを含む全面開業を目指すと発表した。
 青柳社長は現時点では変更はないとしつつ、「1期、2期に分けて進めていこうと考えていたが、それをどの時期にするか、または1期、2期合わせて開業するとかのやり方があると思うが、発表する段階ではない」とも述べた。ホテルは米マリオット・インターナショナルと契約に向け協議中という。

 


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