日産とインクリメントP、協業開始 観光サービス開発に人流データ活用

日産自動車株式会社は、ユーザーの行動データの分析を元にした旅行提案「トラベルトリガー」の実証実験を11月4日から開始した。今回の実証実験にあたり、日産はインクリメントP株式会社と協業する。

インクリメントPは、精度の高い地図整備やリアルタイム更新を実現するための要素として人流データを収集しており、これらを活用したLocation Intelligenceによるユーザーの移動体験をより豊かにする新たなサービスづくりに取り組んできた。

日産が実現に向けて取り組んでいる「トラベルトリガー」は、ユーザーの行動傾向や趣味嗜好に基づく旅行プランを、スマートフォンのアプリで提案するサービス。今回の実証実験で、旅行時の車を降りた後にどのような観光地や店舗などへ行くか、といった行動データを分析し「トラベルトリガー」の実現に役立てていく。

日産 プレスリリースより

今回の実証実験では、協業の第一弾として、インクリメントPのアプリ「トリマ

」と、日産自動車のカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ

」がコラボレーションし、キャンペーンを実施する。

※1 移動距離や歩数に応じてマイルが貯まるポイ活(ポイント活動)アプリ。貯まったマイルはさまざまな電子マネーやポイント等と交換可能。20代~30代の女性ユーザーも多く、7月のβ版公開から20万DLを突破している。

※2 日産自動車のEVとe-POWERのみを使ったカーシェアリングサービス。免許証をそのままIDカードとして15分単位から利用可能で、利用時の距離料金が追加発生しないことが特長。

移動するほどポイントが貯まる。地図事業のインクリメントPがアプリ発表

地図事業を行うインクリメントP 株式会社は、移動した距離に応じてマイルがたまるポイントアプリ「トリマ」のオープンベータ版を新たにリリースした。「トリマ」アプリでは移動した距離に応じてマイルが貯まるほか、一日に一定以上の歩数※1を超えると別途マイルが付与される。また、アンケート回答や各種イベントへ...

キャンペーン期間中は、「トリマ」内の1,000マイルと、「NISSAN e-シェアモビ」のクーポンを獲得できる。なお、キャンペーンの参加には「【日産】トラベルトリガー実証実験のアンケートついて」に回答する必要がある。期間は2020年11日4日~2021年4月30日まで。

コラボレーションキャンペーン概要図(インクリメントP プレスリリースより

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