秋の風物詩「藤沢ワイン祭り」 今年は飲食店や音楽家支援

「藤沢ワイン祭り」過去の様子

 2015年に始まり秋の風物詩として定着した「藤沢ワイン祭り」が8~21日の間、藤沢駅北口サンパール広場などで開かれる。藤沢商工会議所青年部、実行委員会、藤沢市などの共催。

 今年は、新型コロナウイルス感染防止の観点からフェスティバル形式の開催は見送り、「ワインとジャズ」をテーマに市内飲食店の応援を目的としたスタンプラリーや、藤沢ゆかりのジャズミュージシャンを支援する企画を展開する。

 スタンプラリーは、ビンゴ用紙付きのクーポンパス(同商議所などで配布)を使い、祭り開催期間中に参加飲食店を巡ってもらう企画。1回千円以上の利用に対しスタンプが押され、ビンゴを達成すると抽選でワインセットや山梨ワイナリーツアーが当たる。

 藤沢ゆかりのミュージシャンによるオリジナルのジャズアルバムを制作し、1500円で限定販売。売り上げの一部はコロナ禍の下で出演機会や利用者の減少しているミュージシャン、飲食店の支援に充てる。

 同青年部の飲食店によるテークアウト専用ブースの出店(8、13、21日の3日間)、同広場でのステージイベント(21日)なども行われる。同青年部は「今年は開催も危ぶまれたが、こうした状況だからこそ、藤沢の街、人を元気にしたい」と話している。問い合わせは実行委電話0466(27)8888。

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