野球専門誌が選ぶ2020年新人王はルイスとクロネンワース

日本時間11月6日、野球専門誌「ベースボール・ダイジェスト」が選出する2020年の新人王が発表され、アメリカン・リーグはカイル・ルイス(マリナーズ)、ナショナル・リーグはジェイク・クロネンワース(パドレス)が選出された。ルイスとクロネンワースはともに、同誌の選考委員7人から1位票を5票ずつ獲得。両者は日本時間11月10日に発表される全米野球記者協会の投票によって決定する新人王でも各リーグの最有力候補と目されている。

ア・リーグの1位票の残り2票はルイス・ロバート(ホワイトソックス)が獲得。3位にはショーン・マーフィー(アスレチックス)がランクインした。一方、ナ・リーグの1位票の残り2票はデビン・ウィリアムス(ブリュワーズ)とケブライアン・ヘイズ(パイレーツ)が獲得。ヘイズは4位で、トップ3にはトニー・ゴンソリン(ドジャース)が名を連ねた。

現在25歳のルイスは、今季58試合に出場して打率.262、11本塁打、28打点、5盗塁、OPS.801をマーク。日本時間9月15日のアスレチックス戦でラモン・ラウレアーノが放ったグランドスラムかと思われた打球をキャッチするなど、守備面での活躍も光った。マリナーズの選手が同誌の新人王に選出されるのは、1984年のアルビン・デービス、2000年の佐々木主浩、2001年のイチローに続いてルイスが4人目である。

現在26歳のクロネンワースは、今季54試合に出場して打率.285、4本塁打、20打点、3盗塁、OPS.831をマーク。二塁手としての起用がメインだったが、一塁と遊撃でも先発出場したほか、1イニングだけ三塁の守備にも就き、ユーティリティ性を発揮してチームに貢献した。パドレスの選手が同誌の新人王に選出されるのは、1976年のブッチ・メッツガー、1978年のオジー・スミス、1987年のベニト・サンティアゴに続いてクロネンワースが4人目である。

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