土曜日は広く傘の出番

　あす7日（土）はスッキリと晴れるのは沖縄くらいで、全国的に曇りや雨となりそうだ。

　特に東日本から西日本にかけては雨の所が多く、南の海上を前線が進むため、太平洋側ほど活発な雨雲がかかりやすくなる。

　東京は曇りマークだが、同じ関東でも神奈川や千葉など、沿岸部では雨が降る所がある見込み。

日曜日は北陸以北の日本海側は雨や雪

　あさって8日（日）は日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となる。

　上空には強い寒気が流れ込むため、日本海側では広く雨や雪となりそうだ。　また、風も強まるため、強風や高波にも注意が必要となる。

　そのほかの地域は乾燥した晴れの天気となる見込み。

　湿度が20％台まで下がる所もあるため、火の取り扱いやお肌のケアも気をつけたい。

　気温は朝、日中ともに平年並みか、それより高い所が多くなりそうだ。

　7日（土）は二十四節気の「立冬」で暦の上では冬がはじまるが、沖縄では最高気温が30℃の真夏日予想となっている。

　沖縄では、立冬前後に晴れて気温が30℃前後まで上がることを「十月夏小（ジュウグヮチナチグヮー）」というが、まさに季節が巻き戻ったような暑さとなる見通し。

　一方、北日本は土曜日から日曜日かけて気温が一気に下がってくる。

　寒暖差が大きくなるため、体調管理に注意が必要だ。

（気象予報士・多胡安那）