沖から遊泳女性「助けて」…釣りの高校生ら4人が救助 宮古島海保が感謝状

 【宮古島】宮古島海上保安部(田中健彦部長)は10月29日、宮古島市伊良部の東海岸沖(サバウツガー付近)でシュノーケリング中に流された女性を救助した4人に感謝状を贈呈した。

 田中部長が宮古総合実業高校2年の佐久川友仁さん、同3年の友利心さん、一般の友利浩之介さん、川上真之介さんの4人に感謝状を手渡した。

 同保安部によると4人で10月2日に現場付近で釣りをしていたところ、助けを求める女性の声を聞いた。浩之介さんと佐久川さんが海に飛び込んで女性を陸に引き上げた。心さんと川上さんは通報するとともに救急隊の救助活動を補助した。

 佐久川さんは「助けてという声が聞こえて溺れているのが見えたので飛び込んだ。泳ぐのは得意なので浅瀬まで運んだ。女性は意識がなかったが無事と聞いてほっとした」と話した。

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