力作446点 県高校美術展 長崎県美術館であすまで

高校生の感性が光る作品が並んだ会場=長崎市、県美術館

 第51回県高校美術展(県高校文化連盟主催)が6日、長崎市出島町の県美術館県民ギャラリーで始まった。日ごろの研さんの成果を発揮した力作446点が会場に並んでいる。8日午後3時まで。
 県内最大の高校生の美術展で、県高校総合文化祭の一環。60校の生徒が絵画201点、デザイン213点、彫刻6点、工芸13点、現代アート(映像含む)13点を出品。迫力ある人物画や緻密な風景画、立体など若さあふれる作品の数々が来場者を楽しませている。
 出品作から優秀賞44点、優良賞68点を選出。優秀賞のうち1、2年生7人の作品は、来年夏の第45回全国高校総合文化祭和歌山大会に推薦された。また3年生を含む10人の作品は来月の第4回全九州高校総合文化祭熊本大会に推薦されたが、美術・工芸部門に関しては新型コロナウイルス禍のため現地での展示や交流会が中止に。代わりに同部門で作成する作品集に掲載される。
 県高文連美術専門部の田島尚史委員長(45)は「コロナで作品が集まるか心配だったが、質の高い作品がそろった。ぜひ会場に足を運んでほしい」と話した。

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