男子でV3を狙った松浦は、流れに乗れず2位でフィニッシュ。今季はチームの仕上がりも良く「都大路で勝負」を掲げていただけに、メンバーの落胆は大きかった。澤田監督は「後手後手に回ってしまった。駅伝の怖さを痛感した」と振り返った。
前半で出遅れても、後半で巻き返せる準備はしていた。だが、鎮西学院の好走もあり、6区山本にたすきが渡った時点でその差は約50秒。山本は「予想外の差。でも、やるしかない」と速いペースで突っ込んだ。区間新の快走で差を詰めたが、逆転するまでには至らなかった。
この日走った7人中、3年生は山本と3区小茂田の2人だけで、残る5人は1、2年生。山本は「力のある後輩ばかり。来年は都大路に行って、自分たちが果たせなかった長崎県高校記録(2時間5分36秒)更新を達成してほしい」と後輩に思いを託した。
長崎県高校駅伝 松浦3連覇ならず 区間新の山本「来年は都大路に」
- Published
- 2020/11/07 13:00 (JST)
- Updated
- 2020/11/07 13:25 (JST)
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