クイーン+アダム・ランバート 、25年ぶりの全英1位作より「Somebody To Love」の映像を公開

2020年10月2日にリリースされ、25年ぶりの全英アルバム・チャート1位を獲得した、クイーン+アダム・ランバートのライブ・アルバム『Live Around The World』。同アルバム収録の「Somebody To Love(愛にすべてを)」のフル・パフォーマンス動画が公開された。

アルバム『Live Around The World』に収録されている「Somebody To Love」は、2016年に開催された<ワイト島フェスティバル>で大喝采を浴びたパフォーマンスで、クイーン+アダム・ランバートがイギリスで初共演を果たしたフェスでもあった。彼らにとって重要な節目となったこのステージについて、アダムは「本当に特別な夜でした」と、振り返っている。

「Somebody To Love」はフレディ・マーキュリーが作詞・作曲を手掛け、クイーンが1976年に発表したアルバム『A Day At The Races(華麗なるレース)』の代表曲としても知られ、全英チャートで2位を記録し、全米シングルチャートでもトップ20入りを果たすなど当時大ヒット・シングルとなった。

「Somebody To Love」の曲作りについて、フレディは、ソウル界の伝説的スター、アレサ・フランクリンから影響を受けたことを認めているが、『Live Around The World』でのパフォーマンスでも立証されている通り、アダム・ランバートのソウルフルなゴスペル調の歌唱表現は、自己と向き合い、魂の奥底を探ろうとするさまが描かれた、複雑なヴォーカル・ハーモニーを持つこの人気曲に絶妙にマッチしている。

ヴォーカリストとしてのアダムの技量について、ロジャー・テイラーは次のように語っている。

「アダムには、僕らが彼に投げかけたものなら何でも歌える力がある」「彼に出来ないことはない。僕らの曲は壮大で芝居がかっているけれど、アダムは楽々となじんでいるよ。彼は当代随一のシンガーだと思う。彼の音域は驚異的だよ」

また、アダム・ランバートは次のように語っている。

「クイーンの曲の中には、喉が相当強くなければ歌えない、肉体的にかなりキツいものがあるんです。例えば、“The Show Must Go On”は間違いなく肉体的に厳しい曲だし、“Who Wants To Live Forever”は物凄く振り幅が大きい。“Somebody To Love”は、本当に強烈で壮大な曲なんだです」  「ヴォーカリストとして、クイーンの楽曲を愛している理由の一つは、彼らがとても多種多様なジャンルに挑戦しているところです。おかげでライヴは毎晩、僕にとって面白く、やり甲斐があるものになっている。それを心から楽しんでいるんです」


クイーン+アダム・ランバート『Live Around The World』
2020年10月2日発売

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