【新型コロナ】7日の神奈川、過去最多137人が感染 川崎で3人死亡 

新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、県内で7日、新たに10歳未満~100歳以上の男女137人の感染が判明した。1日当たりの感染者数は8月15日の136人を上回り、過去最多となった。3日連続で100人を超えたのは、8月13~15日以来。また、川崎市では男女3人の死亡が確認された。感染者137人のうち62人が感染経路不明という。

 川崎市によると、亡くなった100歳以上の男性は10月17日に持病で市立多摩病院(多摩区)に入院。今月6日に死亡し、同日の検査で陽性が判明した。死亡した80代女性は10月30日に陽性と判明した。また、別の市内の医療機関では同9日に陽性が判明し入院していた50代男性が今月7日に死亡した。死因は新型コロナウイルス肺炎という。

 既にスタッフや入院患者ら27人の感染が判明している市立多摩病院で新たに看護師と看護助手、入院患者ら計5人の陽性が判明した。市内の地域作業所でも利用者3人と職員5人の陽性が判明。市はクラスター(感染者集団)と認定した。

 また、かわさき老人福祉・地域交流センター(川崎区)では男性職員の感染が判明。7、8両日は臨時休館し、消毒などを行う。

 横浜市は74人の感染を発表。クラスターが発生した昭和大学藤が丘病院(青葉区)では入院患者、看護師の計7人が新たに感染し、同病院の感染者は17人となった。さいわい鶴見病院(鶴見区)でも、入院患者や医師、看護師の計7人の陽性が判明し、同病院の感染者は32人に。市内の障害者通所施設では職員と利用者の計6人が新たに感染し、同施設の感染者は32人となった。

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