西日本FHは2期連続減益 9月中間連結決算

 長崎銀行(長崎市)を傘下に置く西日本フィナンシャルホールディングス(FH、福岡市)が6日発表した2020年9月中間連結決算は、純利益が前年同期比15.5%減の94億4400万円で2期連続の減益だった。
 新型コロナウイルスの影響で営業活動を自粛し、投資信託販売などの手数料収入が苦戦したことや、マイナス金利政策、貸し倒れに備えた信用コストの増加などが要因。貸出金はコロナの影響を受けた取引先への資金繰り支援もあり、増加した。
 本業のもうけを示すコア業務純益(長崎銀と西日本シティ銀行合算)は、コロナで出張や研修を取りやめ経費が減少したため、前年同期比2億6100万円増の136億9800万円となった。売上高に当たる経常収益は7.3%減の664億5600万円だった。

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