長崎検番の踊り堪能 丸山華まつり

踊りを奉納する長崎検番の芸妓=長崎市、梅園天満宮

 長崎市丸山町の梅園天満宮で7日、「第20回丸山華まつり」があり、長崎検番の芸妓(げいこ)が踊りを奉納した。
 雨の中、来場客は傘を差しながら「丸山音頭」などの演目を楽しんだ。愛好家による落語も披露され、梅酒が振る舞われた。新型コロナウイルス感染対策のため、氏子が検温や手指消毒を実施した。
 恒例の花魁(おいらん)道中は取りやめたが、代わりに長崎県出身の歌手タナカハルナさんが演じる花魁道中の動画をユーチューブの公式チャンネル「タナカハルナofficial」で公開。総代の山口広助さんは「世界に丸山の魅力を発信するとともに、コロナ禍で外出できない人にも届けたかった」と話した。

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