2020年シーズンのMVP 日本時間13日午前8時から発表

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2020年シーズンの各リーグのMVPが日本時間11月13日午前8時から「MLBネットワーク」の番組内で発表される。すでに各リーグのファイナリスト3名(=投票結果の上位3名)は発表されており、アメリカン・リーグは誰が受賞しても初受賞となる。ナショナル・リーグも過去に受賞経験があるのはムーキー・ベッツ(ドジャース)だけ。ベッツはレッドソックス時代の2018年にア・リーグMVPを受賞しており、フランク・ロビンソンに次いで史上2人目の両リーグMVPなるか注目される。

ア・リーグのファイナリストはホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)、DJ・レメイヒュー(ヤンキース)、ホゼ・ラミレス(インディアンス)の3名。アブレイユは60試合制のシーズンで60打点を叩き出し、2年連続で打点王のタイトルを手にした。打撃成績の各部門でリーグ上位の成績を残したほか、若手選手の多いホワイトソックスをチームリーダーとして牽引した功績も高く評価されている。

レメイヒューは両リーグ1位となる打率.364をマークし、1900年以降の近代野球では史上初の両リーグ首位打者を達成。出塁率(.421)とOPS(1.011)もリーグ1位だった。ラミレスは直近4シーズンで3度目のファイナリスト入り。2017年と2018年は3位に終わったが、9月に打率.366、10本塁打、OPS1.294と大爆発した今季は、インディアンスでは1953年のアル・ローゼン以来67年ぶりとなるMVP受賞が期待される。

選手間投票でのア・リーグ最優秀選手にはアブレイユが選ばれているが、FanGraphs版のWARで両リーグ1位タイの3.4を記録したラミレスを最有力候補に挙げる声もあり、1位票の行方は大きく分かれるかもしれない。

ナ・リーグはベッツ、フレディ・フリーマン(ブレーブス)、マニー・マチャド(パドレス)の3名がファイナリストに選出。ベッツの両リーグMVPに期待したいところだが、最有力候補と目されているのはラミレスと並んでFanGraphs版のWARで両リーグ1位タイの3.4を記録したフリーマンだ。

主要部門でリーグ1位となったのは得点(51)くらいだが、打率.341、出塁率.462、長打率.640、OPS1.102はいずれもフアン・ソト(ナショナルズ)に次ぐリーグ2位の好成績。開幕前には新型コロナウイルスに感染して重症化し、周囲を心配させたが、選手間投票でナ・リーグの最優秀選手だけでなく両リーグから1名だけ選出される年間最優秀選手にも輝くほどの見事な活躍を見せた。

ベッツは走塁や守備を加味したトータルの貢献度ではフリーマンに引けを取らないものの、打率が3割に届かないなど、見た目のスタッツではやや分が悪い。MVP投票はレギュラーシーズン終了時に行われているため、ポストシーズンで見せた素晴らしい活躍も選考材料とはならない。

マチャドも自己ベストの打率.304、リーグ3位タイの16本塁打など好成績を残したが、「パドレスから選ぶならフェルナンド・タティスJr.のほうが相応しい」と言われるなど、インパクトに欠ける印象は否めない。混戦が予想されるア・リーグと対照的に、ナ・リーグはフリーマンの受賞がほぼ確実と言っていいだろう。