日産、「ノート」刷新か 年内に国内向け新型コンパクトカー発表

日産自動車本社

 日産自動車(横浜市西区)が、国内市場に投入する新型のコンパクトカーを年内に発表することが12日、分かった。同社にとって最も売れ筋の小型車「ノート」をフルモデルチェンジした一台とみられる。同日の決算発表で、内田誠社長が「待望の新型コンパクトカーを年内に発表する」と明らかにした。

 日産は今年5月に発表した事業構造改革プラン「日産ネクスト」の中で、「18カ月で12車種」の新型車を市場投入する方針を示した。年内に日本で発表する新型コンパクトカーもこのうちの1車種となる。

 エンジンで発電した電力をバッテリーに蓄えその電力でモーターを駆動させ走る日産独自の「e─POWER(イーパワー)」を搭載するとみられ、運転支援技術「プロパイロット」なども備える見通し。

 「ノート」は2005年に国内で発売、12年にフルモデルチェンジし2代目となった。16年に4度目のマイナーチェンジをした際、イーパワー搭載車を追加したところ、大きく販売台数を伸ばし、国内で販売する日産車で最も売れている。現在は追浜工場(横須賀市)で生産されている。

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