NextDrive、スマートホーム エネルギー管理ソリューションのIoEプラットフォーム製品群「Ecogenie+」を販売開始

NextDrive株式会社は、IoEプラットフォーム製品群「Ecogenie+」の販売を開始した。Ecogenie+は、スマートフォン用アプリの「Ecogenie+」、IoEゲートウェイ「Cube」または「Atto」、クラウドベースの管理システム「IoE Suite」の組み合わせからなるIoEプラットフォームで、すべてが自社開発、ワンストップでソフトウェア、ハードウェア、バックエンドのシステムを提供するスマートホーム エネルギー管理ソリューションである。SaaS(Software as a Service)型のサービスで、課金はサブスクリプションモデルを採用しているため、導入にあたる開発コストを削減、ビジネスをスタートするまでの期間を短縮することができる。各製品の詳細は以下の通り。

Ecogenie+(一般客向けスマートフォン用アプリ)

スマートメーター、ソーラーパネルや蓄電池の電力消費、発電、蓄電に関するすべての情報をリアルタイムに確認できるスマートフォン用アプリである。外出先からエアコンをオン・オフするなど、どこからでもスマート家電をコントロールできる。電力消費行動を分析して適した節電アドバイスを知ることができ、家庭内に設置されたセンサーやカメラと連動したホームセキュリティー機能も利用できる。サブスクリプション形式で、様々なサービスプロバイダーが提供する情報や生活サービスを利用できる「Life+サービスプラットフォーム」の機能も備えている(順次機能拡張予定)。

画像左:Ecogenie+ ホーム画面(タイムライン)/画像右:Ecogenie+ デバイス画面

Cube/Atto(一般客向けIoEゲートウェイ)

HEMS/IoE/IoT ゲートウェイとして開発されたデバイスである。センサー、カメラ、赤外線コントローラーなどのデバイスと併用すると、スマートフォンで簡単に電力可視化や家電の遠隔操作、ホームセキュリティーを実現する。また、ECHONET Lite AIF認証を取得、同認証を備えた機器との通信が可能で、様々なスマート家電や住宅・設備関連機器のコントロールやデータ取得が可能だ。

画像左:Cube/画像右:Atto

Cube/Atto 接続イメージ

IoE Suite(企業向けクラウドベース管理システム)

お客の行動やデバイスの情報を統合し、カスタマーサービスのワークフローをワンストップで管理できる。収集したデータからのトレンド分析を基にした、ワン・トゥ・ワンマーケティングを実現する。お客のデバイスの設置状況もモニターでき、OTA(Over-The-Air)でファームウェアを遠隔操作でアップデートすることもできる。AWS(Amazon Web Service)ベースのクラウド環境で動作する。

IoE Suite画面イメージEcogenie+を導入することで、企業はお客の自宅にCubeまたはAttoを設置、スマホアプリのEcogenie+をインストールしてもらうことで、IoE Suiteを通じて、それぞれのお客のサービス状況やデバイス情報をモニターできる。また、過去の問い合わせ記録の確認も容易な上、スマホアプリを通じてお客への情報提供や販促活動も実施可能だ。同プラットフォームを採用することで企業は自社のコアな業務に集中でき、日々、収集されるデータから得られるインサイトを基に、エネルギーデータを活用した新たなサービス提供の推進を支援する。なお、導入先の企業としては電力小売事業者、太陽光発電事業者のほか、蓄電池メーカー、ハウスメーカーなどを想定している。各種APIを通じて様々な設備やデバイスとの接続ができるため、設備メーカーやデバイスメーカーとの協業も予定している。

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