油流出事故に備え 厳原港で訓練実施 長崎県対馬市

巡視艇の周囲にオイルフェンスを張り巡らす様子

 対馬排出油等防除協議会(会長・税所百年対馬海上保安部長)は9日、長崎県対馬市の厳原港で海での油流出に備えた訓練を実施した。
 同協議会は対馬海保や、島内の漁協や消防、自衛隊など34機関で構成。9日はこのうち22機関の計35人が参加した。
 訓練では、対馬海保の巡視艇を事故船に見立て、海上保安官が長さ約60メートルのオイルフェンスを周囲に張り巡らす様子を披露。油処理剤に関する講義もあった。

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