知ると得!冷凍保存活用法!時短&おいしさUPの技

コロナ禍で家での食事が増える中、余った食材や買い貯めたものなどを冷凍庫で保存しておくととっても便利ですよね☆ しかし、ものを詰め込み過ぎたり、使い忘れて古くなってしまったりということはありませんか?

今回は、野菜ソムリエ上級プロの資格を持つ「べじたぶるらぼ」代表の高橋道子さんに、賢い冷凍保存の活用方法を伝授していただきました。

意外と知らない人が多い?食材を冷凍保存するときの基本をおさらい

食材を買い貯めして、すぐに使わずに残ってしまったものを冷凍している方が多いのではないでしょうか?
買ってきてから時間が経って鮮度が落ちたものを冷凍しても味が落ちてしまった状態で保存されてしまうので、食材が新鮮なうちにすぐ冷凍保存したほうがおいしい状態を保てるのだとか。

また、冷凍保存をした場合でも賞味期限の目安は決まっていて、野菜などは1か月、お肉や魚などの生ものは2週間が、おいしく保存ができる目安となっているんですって!

ストローを使って保存袋を真空に☆ステンレスのバットを使って効率よく冷凍保存

白菜は全体をよく洗い、水気をよく拭き取ります。特に根元の部分は、土がたまっていることがあるので気を付けて洗いましょう。
洗って水気を拭き取った白菜は、使用する用途に合わせてカットしておきます。

カットして保存袋に白菜を入れたら、シッパーを半分閉じ、開いているところにストローを差します。
そして、ストローで中の空気を吸い出し、保存袋の中を真空に近い状態に。空気を抜くことで、霜がつくのを防ぐことができるんですって!

鮮度が落ちないよう、まずは急速冷凍室に入れて凍らせます。冷蔵庫に急速冷凍室がない場合は、ステンレスのバットに乗せて冷凍すると◎

大根は厚めに皮をむいてカットし、白菜の時と同じように空気を抜いて冷凍します。

ホウレン草は沸騰したお湯に約10秒通してシュウ酸(アクのようなもの、おいしくなくなる)を抜き、水洗いしてさらにシュウ酸を抜いてからの冷凍が◎

冷凍保存するときは、ラップで小分けにし、保存袋の空気を抜いて冷凍庫へ入れます。

ひと手間加えるだけでおいしくなる♡鍋の定番具材・キノコの保存方法は?

キノコ類は、冷凍保存する前に半日くらい乾燥させることでグルタミン酸(うまみ成分)が上がります。さらに冷凍することで、グルタミン酸が3~4倍も上がるんですって!

野菜の保存同様、キノコ類の保存も真空に近い状態で冷凍庫へ入れます。

そのまま冷凍庫へ入れるだけでおいしくなる!とても簡単な豆腐の冷凍保存方法

豆腐はパックのままそのまま冷凍するのがベター。使い残した豆腐は、水を張った保存容器へ入れて冷凍して下さい♪

冷凍することで豆腐の中の水が凍って食感が変化するので、冷凍保存には木綿豆腐よりも絹ごし豆腐の方が向いているんだとか。

お肉や魚の冷凍方法は?生臭さ&乾燥を防ぐために加えるひと手間とは

メイン食材のお肉は、味つけをすることで乾燥を防ぐことができるんですって。鍋料理に入れる鶏肉には、コクが出る砂糖を使って味つけ保存するのが高橋さんのおすすめ☆
小さじ1杯程度の砂糖をまぶし、5分ほど置いて水気を出してから余分な水気を拭き取り生臭さを取り除きます。

ラップに包んで保存袋に入れてから冷凍します。お肉を保存するときも、空気を抜いて霜つきを防止!

魚の場合は、両面に塩をまぶして約10分置き、生臭さと水分を除去してから冷凍します。

手間はかかるけどおいしく保存ができる!エビ&貝類の保存方法は水につけたまま

エビは殻の表面にゴミがついているのでよく洗い、背ワタを取っておきます。

容器にエビを並べ、ひたひたになるよう水を入れ、塩をひとつまみ加えます。水に入れて冷凍保存することで乾燥を防ぐことができるんですよ♪

貝類も同じく、砂抜きしてから水につけて冷凍します。

冷凍庫の中で迷子を防ぐ★「タテ置き保存」と「前出し保管」で新陳代謝を

保存袋で冷凍する時は、縦に並べて取りやすく収納するのがオススメ!古いものを前へ、新しいものを後ろに保管することで、古いものから順番に消費することができ無駄を防ぎます。

これから鍋がおいしい季節になりますが、冷凍保存した食材はそのまま鍋に入れて調理することができるのでとっても便利ですよ!ぜひ試してみて下さいね♪

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