コロナ対策 健康管理アプリ「エヌチャット」 活用のための解説動画 長崎県HPで

 長崎県は13日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため県内企業などに無償提供している健康管理アプリ「N-CHAT(エヌチャット)」について、管理担当者が入力された情報を効果的に活用するための解説動画を県のホームページ(HP)で公開した。
 エヌチャットは、従業員らにスマートフォンで体温など20項目を毎日入力してもらい体調を管理する。感染者の早期発見、クラスター(感染者集団)の未然防止などが目的。8月末から提供し、11日時点で企業・団体98、介護施設501、障害者施設53、県立学校88校が活用している。
 動画は、開発に携わった福島県立医科大の山藤栄一郎教授(元長崎大熱帯医学研究所助教)が、女性キャラクター「まも らんば」さんの質問に答える形で分かりやすく解説。有症状者数の割合や推移などが確認できる一覧表の見方や、医師に相談するタイミングなどを説明している。
 季節性インフルエンザとの同時流行も懸念される中、県福祉保健課はアプリ利用の申し込み、積極活用を呼び掛けている。同課(電095.895.2410)。

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