洗濯機横の隙間を生かした収納術。スペースを有効活用するアイデアを紹介

洗濯機を設置した横に中途半端な隙間ができていませんか?住まいの空間には限りがあるため、デッドスペースはできるだけなくして、洗剤や掃除道具など工夫して収納したいものです。ここでは、そんなお悩みを解消するために、洗濯機横の隙間を生かした収納術を紹介します。

洗濯機横の収納スペースを生かすには?

洗濯機を設置すると、その横に何かを収納できそうなスペースが空くことがあります。しかし、中途半端なスペースには大型の収納グッズを置けないため、場合によってはデッドスペースができてしまうことも。そんな洗濯機周りのスペースは、少し工夫して収納場所として活用しましょう。

サイズの大きなラックやワゴンを置けないときは、隙間に合わせて収納グッズを使えばOKです。ハンガー・タオル・洗剤・洗濯ネットなど、普段の家事で使う小物を洗濯機周りに収納しておくと、作業効率がアップします。洗濯機横のスペースは収納として使いましょう。

幅やサイズを確認しよう

洗濯機横のデッドスペースを収納のために使うなら、まずはスペースの幅・奥行き・高さなどのサイズを確認しましょう。洗濯機の下に防水パンを設置している場合は、本体と併せてサイズを計測してください。このとき、市販の収納グッズでサイズに合うものが見つからなくても問題ありません。伸縮性のある収納グッズを使ったり、狭いスペース向けの収納グッズを使ったりすれば、洗濯機横の空間を十分に活用できます。

以下では、洗濯機横の収納方法をタイプ別に紹介します。スペースのサイズやライフスタイルに合わせて適した方法を選びましょう。

洗濯機横の収納方法

saki_mzkさんのインスタグラムより

洗濯機横の収納方法には、主に「置くタイプ」「突っ張り棒タイプ」「マグネットタイプ」の3種類が挙げられます。中途半端なスペースや狭いスペースに設置できる収納グッズもあるため、収納方法に困ったらぜひ活用してみてください。

置くタイプ

置くタイプの収納は、洗濯機横の床へ直接に置いて使います。ラックやワゴンのほか、シンプルなボックスを活用する方法もあります。これらの置くタイプの収納を設置するなら、基本的には床面に十分なスペースが必要です。

一般的なラックやワゴンよりも幅が狭めの収納グッズが市販されています。できるだけ正確にサイズを測ったうえで購入しましょう。また、洗濯機の下に設置した防水パンは、カバーを付けるだけで上に収納グッズを置けるようになるため、スペースが限られている場合に検討してください。

突っ張り棒タイプ

突っ張り棒タイプの収納は、天井と床を利用して縦に突っ張り棒を設置し、洗濯機上部や横のに空いたスペースを活用するのが特徴です。突っ張り棒自体は非常に狭い隙間でも問題なく設置できるため、置くタイプの収納ではスペースが足りない場合におすすめです。とくに、縦型洗濯機と比べて背の低いドラム式洗濯機は、洗濯機横だけでなく本体の上部にもデッドスペースが生じます。そんなときは突っ張り棒タイプの収納を使って、限られた空間を有効活用しましょう。

マグネットタイプ

マグネットタイプの収納方法では、洗濯機の本体にマグネット付きの収納グッズを付けることで、横の空いたスペースに物を収納します。マグネット付きの収納グッズには、ラック・フック・ハンガーをはじめとして、さまざまな種類があります。

こういったグッズはタオルや洗濯ネットのような小物を収納するのに適しており、中途半端な隙間でも収納スペースとして十分に活用できます。100均やホームセンターなどでリーズナブルに入手でき、さらには簡単に設置できるのも魅力です。デッドスペースをすぐに収納スペースへと変えられます。

洗濯機横の収納アイデア例【置くタイプ】

洗濯機横のスペースに置くタイプの収納を使うアイデアを紹介します。やや広めの隙間には、市販のラックを設置したり、防水パンカバーで収納スペースを確保したりするのがおすすめです。

引き出し式のスリムラック

a.ayako0205さんのインスタグラムより

洗濯機横のスペースに、市販の引き出し式のスリムラックを設置するアイデアです。このとき、スリムラックのカラーにはホワイトや半透明をチョイスすれば、清潔感のある印象に。シンプルなアイテムは白を基調とした洗濯機周りのインテリアにもよくマッチします。また、中身が見えない引き出し式の収納は、タオルや衛生用品などの小物を清潔に保管できるのがメリットです。洗濯機横に定番の隙間収納グッズを設置するなら、こんなイメージでコーディネートしてはいかがでしょうか。

キャスター付き収納ラック

市販のキャスター付き収納ラックは、必要なときに洗濯機横からサッと引き出して使える便利なアイテムです。細長いラックは、洗面所や浴室の周辺で使う洗剤や掃除用具のほか、各種ストックを保管するのに適しています。洗濯機の上部に設置するラックと比べると、必要な物を低い位置に収納できるため、高い場所に手が届きにくい方でも安心して利用できます。普段は洗濯機横にラックを収納した状態になるため、スタイリッシュ見た目をキープできるのも嬉しいポイントです。

防水パンカバー

_k.p.house_さんのインスタグラムより

防水パンには凹凸があり、内部に洗濯機のホースが設置されているため、通常は上に物を置いて使えません。しかし、防水パンカバーを設置して平らにすれば、洗濯機横のスペースにも物を置けるようになります。洗濯機本体や防水パンのサイズに合わせて、市販の防水パンカバーを購入するか、DIYでカバーを作成しましょう。防水パンカバーはオンラインショップでも販売されています。シンプルなカバータイプだけでなく、収納に使いやすいラックタイプもおすすめです。

洗濯機横の収納アイデア例【突っ張り棒タイプ】

洗濯機本体の上部にあるデッドスペースを活用するなら、突っ張り棒タイプの収納グッズがおすすめです。洗濯機横の狭い隙間に突っ張り棒を設置して、限られた空間を上手に使いましょう。

突っ張りランドリーラック

洗濯機周りにランドリー収納がないときは、突っ張り棒を使ってランドリーラックを設置し、広めの収納スペースを確保するという手もあります。洗濯機横と上部のデッドスペースが、タオルや着替えなどを置ける便利な収納スペースに早変わり。突っ張り棒は簡単に設置できるため、模様替えの負担もそれほど多くありません。手軽に大型のランドリー収納を用意できます。

洗濯機横の収納アイデア例【マグネットタイプ】

洗濯機本体の側面に、マグネットタイプの収納グッズを付けて、いつもの家事で使う小物を整理しましょう。洗濯や掃除に必要な物を近くに収納すると、家事の効率が高まるのも大きなメリットです。

マグネット収納ラック

masako_omotoさんのインスタグラムより

洗濯機横にマグネット収納ラックを設置して、洗濯用洗剤や掃除アイテムなどの小物を収納するアイデアです。シンプルで実用的なデザインが好みなら、老舗インテリア雑貨メーカーの山崎実業から発売されている収納ラックタワーをおすすめします。ラックとフックを組み合わせた設計で、ブラシなどの小物を掛けて収納できます。カラーはホワイトとブラックの2種類。収納力が高く、かつ幅広いインテリアテイストにマッチするため、ぜひチェックしてみてください。

ホースホルダー付きラック

_____ml.yyさんのインスタグラムより

普段から風呂の残り湯を洗濯に使う機会が多い家庭では、洗濯機の付近にホースを置いておくことも。長さのある洗濯機のホースは、かさばるため保管方法で悩みやすいパーツです。そんなときは、ホースホルダー付きラックを使って、洗濯機周りの小物とホースをすっきりと収納しましょう。ホースの先端をホルダーに掛けると、きれいにまとめられるようになっています。ラックには洗剤や掃除用具などを収納できるため、ホースと小物を一度に片付けられて一石二鳥のアイテムです。

タオルハンガー

タオルハンガーは洗面所や脱衣所にあると便利なアイテムですが、自立するタイプでは設置スペースが必要となるのが悩みどころです。そこで洗濯機横にマグネットタイプのタオルハンガーを採用すると、無駄なスペースを活用しやすくなります。シンプルなデザインを選べば、おしゃれなインテリアのなかでも見た目が気になりません。なかには数枚のタオルを掛けておけるタイプのハンガーもあります。

ハンガー収納

decon.sさんのインスタグラムより

浴室で洗濯物を乾燥させる場合は、脱衣所にハンガーを用意しておくと便利です。洗濯機を使った後、すぐ取り出しやすい位置にハンガーがあれば、家事の効率がアップします。複数のハンガーを一箇所にまとめておけるだけでなく、使うときすぐに手に取れるのがうれしいポイント。ハンガーは幅を取らず、狭めのスペースでも問題なく収納できるため、洗濯機横の活用方法に迷ったらお試しください。

洗濯機横の収納アイデア例【DIY】

ats2543さんのインスタグラムより

最後に、DIYで洗濯機横を収納スペースとして活用するためのアイデアを紹介します。自由度の高いDIYなら、中途半端な隙間に合わせてちょうどいいサイズの収納グッズを作れます。住まいのインテリアテイストに合わせて、自分好みのアイテムを手作りしましょう。

土台作り

洗濯機横に洗濯パンの凹凸やホースがあり、収納に使いにくいときは、簡単な土台を作りましょう。木材を隙間のサイズに合わせてカットしたら、下に足を付けるだけで完成します。市販の防水パンカバーが見つからない場合は、DIYで土台を作ってはいかがでしょうか。

木材で棚をDIY

ai_senooさんのインスタグラムより

ナチュラルな雰囲気のインテリアテイストが好みなら、木材を使って収納棚をDIYするのもおすすめです。市販の隙間収納向けのラックやワゴンには木製のものが少ないため、コーディネートにこだわりたいときは自分で収納棚や棚板を作って設置しましょう。

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