長崎県民総スポーツ祭開幕 コロナで縮小、5500人参加 「交流深められる大会」

【陸上50~59歳男子100メートル決勝】力走する選手たち=島原市営陸上競技場

 長崎県民体育大会と県民スポーツ・レクリエーション祭を同時に実施する「ながさき県民総スポーツ祭」(県、県教委、県スポ協など主催)が14日、県内各地で開幕した。例年は約1万1千人が出場しているが、コロナ禍の今年の参加者数は約5500人。総合開会式も中止するなど、規模を縮小している。
 14、15日を中心に各競技、種目が行われる。体育大会は昨年、41競技で熱戦を展開したが、今年は室内競技などを中心に14競技減の27競技、レクリエーション祭は各主催者判断で10種目減の13種目(それぞれ先行、後日開催含む)を実施する。
 約200人がエントリーした陸上は島原市営陸上競技場で開催。第1日の50~59歳男子100メートルで5連覇を達成した浦山一寛(長崎市)は「スタートがうまくいったので、後半もスピードを持続できた」と笑顔でレースを振り返ると同時に、コロナ禍での大会開催について「練習のモチベーションになった。シーズンの締めくくりであり、長崎県下の選手と広く交流が深められる大事な大会」と満足げだった。
 県スポ協の荒木健治理事長は「競技団体や関係者のご尽力と、競技に熱い思いを持って参加される選手の皆さまに感謝したい」と大会を開催できたことを喜んでいた。

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