長崎バイオパーク 開園40周年 懐かしの写真展示

開園40周年のパネル展=長崎バイオパーク

 長崎県西海市西彼町の動植物園「長崎バイオパーク」は15日、開園40周年を迎えた。歩みを振り返るパネル展を催している。
 1980年開園。東京農大名誉教授の故・近藤典生氏が監修し、動植物が共存する環境を再現し、おりや柵をなくした「生態展示」を取り入れ、人気を集めてきた。約30ヘクタールに動物約200種を飼育している。
 パネル展では国内動物園で初飼育のラッコ(86年から2000年)、人工保育で育ったカバのモモ(94年から)、期間限定のコアラ(97年)など人気動物を当時の新聞記事やチラシで紹介。県内外のファンや職員のスナップ写真も年代別に展示している。来年3月末まで。
 来場者は「ラッコが懐かしかね」などと話しながらパネルに見入っている。担当者は「新型コロナの影響でイベントは開けなかったが、園の歴史を知ったり、当時を懐かしんだりしてほしい」と来場を呼びかけている。

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