バルセロナの元幹部ハビエル・ボルダス氏は、2017年にフランス代表FWキリアン・エムバペがカンプ・ノウに到着するチャンスがあったと語った。
21歳エムバペは2017年にASモナコからローン契約でパリ・サンジェルマンに加入。翌年には同じくPSGに到着したネイマールの2億2200万ユーロ(約290億円)に次いでサッカー史上2番目に高い1億8000万ユーロ(約230億円)で完全移籍を果たした。2010年から今年までバルセロナの取締役を務めていたボルダス氏は、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』のインタビューに応じ2017年に1億ユーロ(約124億円)でエムバペを獲得できたと回顧している。
「ウスマンヌ・デンベレと契約を進めていた時に、スカウトからエムバペも使えると連絡があったんだ。バルトメウ会長に話したら調べてみるように言われたよ。エムバペの父親に電話したら、レアルには行かないがネイマールが去ったバルサは検討していると言われた。モナコ会長も直接のライバルであるPSGよりもバルサ移籍を望んでいた。そして1億ユーロの契約が決まったんだ」。
「だが当時のバルサのスポーツディレクター達はデンベレを好んでいたし、彼らはデンベレはチームのためにプレーし、エムバペは自分のためにプレーするという結論に至った。そしてSD陣はネイマールのようなウインガーではなくもう一人のウインガーを望んだんだ」。