安芸津駅 呉線の車窓は最高!【木造駅舎巡礼03】呉線

※2020年8月撮影

トップ画像は、JR西日本呉線安芸津駅。

安芸幸崎駅がすっかり気に入ってしまいましたが、7時2分の呉線下り広島行に乗って36分。エアコンの効いた車内ですっかりリフレッシュしながら三原瀬戸、高根島、生口島、大三島などをノンビリ眺めました。阿房列車の内田百閒先生は海の景色が好きで山陽本線からわざわざ呉線に乗り換えることにされていました。そもそも先生の用事は「好きな鉄道に乗ること」ですから、遠回りを厭(いと)う理由が無いのです。筆者も百鬼園先生にまねびて呉線に乗ります。瀬戸内海の車窓が大好きです。

※2020年8月撮影

7時38分に安芸津駅に到着。下りホームで各駅停車広島行を見送ります。呉線は基本的に新しい227系電車が走っています。ホームには二週間分の着替えが入ったキャスターバッグ。

※2020年8月撮影

下り電車が見えなくなるまで待って、海田市駅方面を見ます。大きな跨線橋がありますが駅の設備ではない様です。ホームがカーブしているので車掌さん様の安全確認用モニターが手前に立っています。

※2020年8月撮影

海田市駅側に歩いてきました。三原駅方面を見ています。

※2020年8月撮影

ハチマキのおじさんが何をしているの?・・・と見たら「杜氏のふる里 安芸津」でした。沿線の観光MAPと並んでいます。

※2020年8月撮影

駅名標。

※2020年8月撮影

安芸津駅は、1935年(昭和10年)国有鉄道の三呉線安芸三津駅として開業。当時の駅所在地が広島県賀茂郡三津町だったのです。1943年(昭和18年)三津町と近隣の村などが合併して安芸津町が成立しました。それを受けて1949年(昭和24年)に駅名は安芸津に改称。1978年(昭和53年)貨物取扱廃止。国鉄分割民営化でJR西日本に移管後、1990年(平成2年)みどりの窓口が営業開始。1996年(平成8年)業務委託駅になります。2003年(平成15年)業務委託先がJR西日本関連会社から安芸津町に移管されみどりの窓口の営業が終了。その後、受託先は東広島市に替わっています。2007年(平成19年)ICOCA専用改札機が設置されました。

下りホームから上りホームの木造駅舎。駅舎はホームから一段下がっています。

※2020年8月撮影

下りホームの南側に側線があります。

※2020年8月撮影

上りホームにはこの階段を降りてゆきます。

※2020年8月撮影

では続きは次回。小刻みにいきます。(笑)

(写真・文章/住田至朗)

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