4季ぶり、えびの市内全域稲作再開へ

来季から稲作が可能となるえびの市上浦地区の農地。地元農家からは喜びの声が聞かれた=17日午後

 2018年4月の霧島連山・硫黄山(1317メートル)の噴火後にえびの市の一部河川が白濁し、一部農家が稲作を断念している問題で、赤子川からの取水が来季から再開されることが17日、正式に決まった。市が同日開いた説明会で地元農家が取水再開に同意。4季ぶりに市内全域で稲作が可能となる。米作りを待ちわびた農家からは「ようやく日常が戻る」「おいしい『えびの米』を届けたい」と喜びの声が聞かれた。

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