えびの全農地 稲作可能に 赤子川の水質改善

稲作ができず、用水路に水が入っていないえびの市・上浦地区の農地。地元農家からは取水再開を待ち望む声が上がっている=12日午後

 2018年4月の霧島連山・硫黄山(1317メートル)の噴火後にえびの市の一部河川の水質が悪化し、現在も一部農家が稲作を断念している問題で、来季の稲作で赤子川からの取水が再開される見通しであることが12日、県や同市への取材で分かった。市が近く開く説明会で地元農家が同意すれば、取水設備の整備に着手し、4季ぶりに市内全域で稲作が可能になる。

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