コロナ禍で困窮 留学生に贈る物品募集 支援センターで受け付け 30日まで

 コロナ禍で生活に困窮する外国人留学生を支援しようと、産学官でつくる長崎留学生支援センター(長崎市)は、食料品や衛生用品など留学生に提供する物品を30日まで募集している。
 同センターによると、長崎県内には約2千人の外国人留学生が暮らしている。新型コロナウイルス感染拡大でアルバイト先に解雇されたり、労働時間が短縮されたりして収入が減った学生が多い。渡航制限で帰国できず、卒業した学生は奨学金が終了し、生活に困ることが想定されるという。
 募集する食料品は保存できる缶詰、乾麺、乾物、菓子、米、小麦粉、お茶など。衛生用品はマスク、トイレットペーパー、ティッシュ、タオル、生理用品、消毒液、せっけんなど。余った場合は学生支援団体やフードバンクなどに贈る。
 物品は宅配便か持ち込みで受け付ける。送り先は〒852-0000、長崎市文教町1の14の同センター。送料は各自負担。持ち込みは事前に連絡する。問い合わせは同センター(電095.819.2244)。

© 株式会社長崎新聞社