コペンGRスポーツをTRDがイジるとヤバい! 変化を楽しむなら1つずつ装着せよ

コペンといえばダイハツのオープンスポーツだが、実は2020年よりトヨタブランドでもコペンGRスポーツとして発売している。トヨタも販売するとあれば、TRDがパーツを手がけることは想像に難くなく、案の定パーツを数多くリリースしている。今回はコペンGRスポーツにTRDパーツ装着車に試乗。一体ノーマルとどの程度変化が見られるのか!?>>

トヨタ コペンGRスポーツ TRDパーツ装着車

パフォーマンスダンパーで大人な走りにレベルアップ

コペンGRスポーツを使って、今回はパフォーマンスダンパーの効果を体感。その後、エアロパーツとアルミテープを前後に装着してどう走りが進化して行くのかを感じ取ってみる。

まずはノーマル状態で走りを確認。そこでまず感じたことは微振動の多さだった。そもそもコペンはオープンボディということもあって、ピラー周辺やルーフのキャッチ部がカチャカチャと音を発する。そしてステアフィールは切りはじめの操舵感が薄いところが気になる。

パフォーマンスダンパーの装着だけでも、性格はかなり上質に。道のギャップを乗り超える際やコーナー旋回時のフィーリングは劇的に変化するのだ
パフォーマンスダンパーとは走行中の車体の変形やノイズ・振動を効果的に吸収してくれるモノ

パフォーマンスダンパーを装着して走り出すと、微振動はかなり軽減されたことに驚いた。キャッチのカチャカチャが見事に収まったのだ。

シート背面に伝わる微振動も軽減された感覚があり、上質なクルマになったかに思えてくる、それほどにパフォーマンスダンパーの効果はあるのだろう。ステアリングも切りはじめに粘りが出た感覚がある。

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全パーツ装着で走りは別モノに!

フロントタイヤ前のGRステッカー周辺にアルミテープを装着。右側も同様で、リヤも同様に左右に貼られている

そこからアルミテープとエアロを加えると、低速から吸い付くように走るから面白い。きっと信じてもらえないのだろうが(笑)、制限速度内で走っていても安定感はたしかに違うのだ。

浮遊感があったクルマが地を這うようになったとでも言えば良いだろうか? スピードを高めてもその印象は変わらない。どの速度域であっても、シッカリと4輪が接地している感覚を得られたことは好感触。

GRコペンのユーザーの方々には、是非ともこの工程を一気に施工するのではなく、着実にステップアップさせながら体感して頂ければと思う。そこには意外な発見があるはずだから……。

【筆者:橋本 洋平/撮影:茂呂 幸正】

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