東京の裏社会を追うアメリカ人記者を描くドラマ「TOKYO VICE」 WOWOWで独占放送が決定 渡辺謙、菊地凛子も出演

東京の裏社会を追ったアメリカ人記者を主人公としたドラマシリーズ「TOKYO VICE(原題)」が、日本ではWOWOWで独占放送されることが決まった。同作は、WOWOWとしては初の、ハリウッドとの共同制作オリジナルドラマとなる。

「TOKYO VICE」は、全国新聞初の外国人記者として東京のアンダーグラウンドを駆け巡った著者ジェイク・エーデルスタインの原作「トウキョウ・バイス アメリカ人記者の警察回り体験記」の設定を元としたフィクションドラマ。全8話のうち、テレビシリーズ「特捜刑事マイアミ・バイス」を製作し、映画版「マイアミ・バイス」やロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの共演作「ヒート」などの監督で知られるマイケル・マン(写真左)が、第1話を監督する。

約20年前の東京で生活する複数のキャラクターの日常を描いた作品で、撮影は東京で行われている。おり、12日には、マン監督が小池百合子東京都知事を表敬訪問していた。

出演キャストには「ベイビー・ドライバー」でゴールデングローブ賞ノミネートを果たし、スティーヴン・スピルバーグ監督「ウエスト・サイド・ストーリー」の主役に抜擢されたアンセル・エルゴート(写真右)が抜擢されている。日本からは渡辺謙や菊地凛子の出演が決定している。

マン監督は、「私たちは90年代終わりの大都会東京の本当の姿を浮き彫りにした作品を作りたいと思っているので、日本の皆さまにそういった部分も楽しんでもらえることを期待しています」とコメントをしている。またエルゴートは、「東京という都市も作品の中で重要な役割を演じているので、この作品を日本の皆さまに見ていただくことが待ちきれません!」と、東京で撮影される意義の大きさを感じさせる作品となることを予感させるコメントをしている。

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