【新型コロナ】川崎で最多、67人感染 重症2人、中等症5人

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は26日、10歳未満~90代の男女67人の感染が新たに判明した、と発表した。1日当たりの感染者数は18日の60人を上回り、過去最多を更新した。重症2人、中等症5人、軽症40人、無症状20人で、27人の感染経路が不明。市発表の感染者数は累計2649人となった。

 年代別では50代が15人で最多。30代12人、40代11人、20代9人で、10歳未満と10代が各5人、60代4人。70代3人、80代2人、90代1人だった。居住区別では高津区14人、宮前区11人、中原区10人。川崎・麻生各区がそれぞれ9人で、幸区5人、東京都内が4人、多摩区、横浜市が各2人、南足柄市が1人だった。

 市によると、経路が判明している40人のうち、25人が家族内感染、15人が陽性者の接触者。一方、不明の27人は、麻生区の認可保育所「はるひ野保育園」に勤務する20代女性保育士や、市内私立高校の50代男性教諭、都内の区役所に勤める50代男性職員ら。同保育園と併設する地域子育て支援センター「トライアングル・ハグ」は、それぞれ26日から臨時休園・休所し、濃厚接触者の特定や消毒作業などを進めている。

 重症者2人のうち、川崎区の60代無職男性は22日に微熱と呼吸苦の症状があり、24日に市内の病院に救急搬送、25日に陽性が判明した。別の一人は横浜市の50代男性会社員で、14日に発熱や軽い咳の症状があり、25日に市内の病院で検査を受けて陽性と分かった。2人とも感染経路は不明という。

© 株式会社神奈川新聞社