【新型コロナ】横浜、新たに117人感染 特別養護老人ホームと認可外保育施設でクラスタ―

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は27日、10歳未満~90代の男女117人の感染が新たに確認された、と発表した。50代男性が中等症、114人が軽症または無症状、2人は症状不明。うち47人の感染経路が分かっていない。

 入所者と職員計3人が感染していた市内の特別養護老人ホームでは、新たに入所者20人、職員4人の陽性が判明。市はクラスター(感染者集団)が起きた認定した。

 市内の認可外保育施設でもクラスターが発生。これまで確認されていた保育士と園児計5人に加え、保育士2人、園児1人の陽性が分かった。

 市内のクラスター関連では、市立中学校で生徒5人、昭和大学藤が丘病院(青葉区)で患者1人の感染が確認され、感染者数はそれぞれ計16人、計48人となった。

 同居する夫から感染したとみられる50代女性は市環境創造局の職員。中等症の50代男性はクラスターが起きた相模原南署の署員で、60代の男性は市内にある県立高校の教員という。

 また、市は県外に住む市立中学校の50代の男性教諭が感染したと公表。マスクの着用を徹底していたため、校内に濃厚接触者はいない。

 一方、市は25日の感染者数を1減の66人に訂正した。抗原検査で陽性だった70代男性が、その後のPCR検査などで感染の疑いが低いと分かり、医療機関が発生届けを取り下げた。

 ◇

 市が26日までに発表した患者の区別住所地発生状況は、次の通り(毎週金曜更新)。

 ▽鶴見区=516人▽神奈川区=372人▽西区=227人▽中区=357人▽南区=495人▽港南区=355人▽保土ケ谷区=279人▽旭区=281人▽磯子区=207人▽金沢区=203人▽港北区=510人▽緑区=185人▽青葉区=455人▽都筑区=200人▽戸塚区=311人▽栄区=78人▽泉区=144人▽瀬谷区=124人▽市外=279人

© 株式会社神奈川新聞社