新大工地区再開発事業 伊勢町側のビル完成 12月供用開始

12月に供用開始する民間ビル=長崎市伊勢町

 長崎市新大工町地区で進められている再開発事業で、伊勢町側の民間ビルが完成した。駐車場とオフィスが入り、12月1日に供用を開始する。
 名称は「Jプロ新大工ビル」。地上11階建てで延べ床面積は約1.1ヘクタール。JR西日本プロパティーズ(東京)が管理する。車道に接するビルの東側には、これまでなかった約2メートル幅の歩道を確保し、安全面にも配慮した。
 オフィスは1階の一部と10、11階に入り、最大6社が入居可能。このうち外資系損保会社Chubb損害保険の入居が決まっている。駐車場は231台分で24時間利用できる。
 国道を挟んだ旧長崎玉屋周辺の新大工町側でも再開発が進み、2022年に完成予定。新大工町地区市街地再開発組合の折原祐二事務局長は「人の流れを呼び込み、地域の活性化につなげていきたい」と話している。

 


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