出島メッセ利用、目標人数の6割 学会とイベント・展示

 長崎市は27日の市議会環境経済委で、JR長崎駅西側に整備しているMICE(コンベンション)施設「出島メッセ長崎」の来年11月の開業から1年間の利用見込みについて、「学会」系と「イベント・展示」系はいずれも現時点で目標人数の6割に達していると明らかにした。「一般会議」系は2割程度という。
 年間利用者数61万人、経済波及効果114億円を全体目標に掲げている。委員からは新型コロナウイルスの影響を懸念する声が上がったが、市文化観光部の牧島昌博政策監は目標を維持する考えを強調し、施設の運営会社などと引き続き誘致活動を進めるとした。
 2021~24年度で開催が決定、内定するなどしている大規模な学会や大会は現在約50件あるという。2500人規模は22年10月の「中小企業団体中央会全国大会」、23年10月の「秋季日本歯周病学会学術大会」など。

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