新型コロナウイルス感染症を巡り、横須賀市は26日、横須賀共済病院(同市米が浜通)に30日に開設する「横須賀第2PCRセンター」を公開した。いつでも検査を受けられる体制を作る「横須賀モデル」の一環で、市全体の検査数を増やす。1日最大200人の検査が可能という。
第2センターは同病院の駐車場に設置。検査に必要な唾液などを取るブースが6カ所あり、患者は隣接する待合室で結果を待つ。発熱している人は同時にインフルエンザの検査も行う。
検査は平日の日中に行う予定で、患者が増加した場合は午前中の実施も検討する。長堀薫院長は「これから寒くなり、第3波のピークを迎える。稼働により市民に安全を届けられる」と話した。
また、市立うわまち病院(同市上町)では30日、中学生以下を対象にした「横須賀小児PCRセンター」を開設する。
子どもの検体採取には手間がかかるため、小児に特化した検査体制を整備することで医療従事者の負担軽減につながるという。状況により同伴の保護者の検査も行う。検査は市の帰国者・接触者相談センターを通じて受ける。