女性教員スマホで盗撮、少なくとも10回繰り返す 川崎の市立小総括教諭を懲戒免職

川崎市教育委員会が入るビル

 勤務時間中に同僚の複数の女性教諭らを盗撮したとして、川崎市教育委員会は30日、市立小学校の男性総括教諭(54)を懲戒免職処分にした。

 市教委によると、教諭は8月上旬、児童の個別指導をしていた女性教員の胸元や全身を自身のスマートフォンで盗撮した。6月上旬にも補習指導に当たっていた別の女性教員を盗撮するなど、昨年度からの2年間で同校の女性教員4人に対して少なくとも10回の盗撮を繰り返したという。

 教諭は担任を持たない教務主任で、校内で校長、副校長に次ぐ地位。個別指導の教室などを巡回中、録画機能を立ち上げたスマートフォンを服の胸ポケットに入れるなどして盗撮していた。市教委の調査に「性的欲求で盗撮したところ、うまくいったので、何度もしてしまった」などと説明しているという。

 被害に遭った女性教諭が「撮られている気がする」と校長に相談して発覚した。

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