コロナの検査機器長崎国際大に寄贈 佐世保ロータリークラブ

寄贈された新型コロナウイルス感染症の検査機器(長崎国際大提供)

 佐世保ロータリークラブ(加納洋二郎会長)は創立70周年記念事業の一環で、佐世保市の長崎国際大(安東由喜雄学長)に、新型コロナウイルス感染症の検査で使用する機器1台を寄贈した。
 同大は7月1日、感染の有無を調べる検査センターを敷地内に開設。11月末までに計1137件を検査し、うち半数近くが学外の一般市民だった。安東学長によると、検査はこれまで1日最大約80件だったが、寄贈を受けた機器の導入により200件まで可能になったという。
 2日、同大で行われた贈呈式で加納会長は「気軽に検査を受けられる環境を整え、微力ながら皆さんの力になれたら」と話した。安東学長は「年末から感染爆発が起こる可能性がある。本当にありがたい。有効に役立て、市民の安心安全に寄与したい」と謝辞を述べた。

検査機器を寄贈した加納会長(右から2番目)ら=佐世保市、長崎国際大

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