【神奈川】夜空彩るジャンボツリー 清川村・宮ケ瀬湖畔

鮮やかにイルミネーションで彩られたジャンボツリー=清川村宮ケ瀬

 宮ケ瀬湖畔の水の郷地区(清川村宮ケ瀬)で、ジャンボツリーと呼ばれる高さ30メートルを超える自生のモミの木のイルミネーション点灯が始まった。11月末から始まり、今月27日まで午後5~9時に点灯する。

 今年は新型コロナウイルスの影響で、例年行っている大つり橋などのイルミネーションやステージイベントは行わない。感染拡大期と重なり、実行委員会によると、来訪者は例年に比べ大幅に減っている。それでも、訪れたカップルや家族連れが、一層際立つジャンボツリーの輝きを楽しみながら飲食などをする姿が見られる。

 短冊に願いを書いて飾る小ぶりな「メッセージツリー」もイルミネーションで彩られ、「コロナに感染しないよう気をつけて」や、人気アニメ「鬼滅の刃」のフレーズを用い「がんばれ、全集中みんなの呼吸」などと、早期収束への思いが託されている。

 昨年は期間中に約18万人が訪れた人気イベント。実行委の川瀬心(しん)委員長は今年はコロナ禍が集客に影を落としているとしつつも「宮ケ瀬を訪れ、クリスマスまでイルミネーションを楽しんでほしい」と話している。

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