メジャー復帰を目指すプイーグ ドミニカ冬季リーグに参戦

今季メジャーでプレーせず、昨オフからフリーエージェントの状態が続いているヤシエル・プイーグは、トロス・デル・エステの一員としてドミニカ共和国のウィンター・リーグに参戦することが決定した。日本時間12月6日、同チームが公式発表した。まもなく30歳の誕生日を迎えるプイーグはキューバ出身の外野手。今オフはトレバー・バウアーの代理人を務めるレイチェル・ルーバと契約し、2年ぶりのメジャー復帰を目指していることが報じられている。

プイーグは2013年にドジャースで104試合に出場して打率.319、19本塁打、OPS.925をマークする鮮烈なメジャーデビューを飾り、翌2014年はオールスター・ゲーム初選出を果たしてホームラン・ダービーにも出場。2017年には自己最多の28本塁打を放った。ドジャースで6年間プレーしたあと、2019年はレッズとインディアンスで合計149試合に出場し、打率.267、24本塁打、84打点、19盗塁、OPS.785をマークした。

昨オフはなかなか契約が決まらず、今年7月になってようやくブレーブスと1年契約で合意したことが報じられたものの、数日後にプイーグが新型コロナウイルスに陽性反応を示したことが判明し、ブレーブスとの契約合意は白紙撤回に。その後、ブレーブスは今季の出場辞退を表明していたニック・マーケイキスが出場辞退を撤回してチームに合流したため、ブレーブスはプイーグと契約する必要がなくなり、結局プイーグと契約するチームは現れなかった。

メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドは先日、アストロズ、オリオールズ、レッドソックスを含む複数のチームがプイーグの獲得に興味を示していることを伝えていた。プイーグはドミニカ共和国のウィンター・リーグでの「就活」をメジャー復帰へ繋げることができるだろうか。

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