フィリーズのGM探しが難航中 ツインズGMの引き抜きに失敗

フィリーズの新たなゼネラルマネージャー(GM)探しが難航している。今季限りで事実上の解任となったマット・クレンタック前GMの後釜としてフロントオフィスの新たなリーダーを探しているフィリーズだが、有力候補と見られていたツインズのサッド・レバインGMの引き抜きに失敗したようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、レバインは現在のツインズでの状況に満足しており、フィリーズへ移籍するより地区2連覇中のツインズで仕事を続けることを希望しているという。

ツインズの地元紙「スター・トリビューン」のラベル・E・ニール三世によると、フィリーズはおよそ2週間前にツインズに対してレバインと面接を行う許可を求めたようだ。しかし、レバインはツインズにとどまることを選択。フィリーズのアンディ・マクフェイル球団社長は、ツインズが1987年と1991年にワールドシリーズ制覇を成し遂げたときにGMを務めていた人物だが、古巣・ツインズから有能な人材を引き抜くことはできなかった。

ヘイマンによると、レバインの引き抜きに失敗したフィリーズは、マイケル・ヒル(前マーリンズ編成本部長)と面接を行う計画を立てているという。ヒルは18年間在籍したマーリンズを離れ、メッツとエンゼルスの面接を受けたことが報じられていた(エンゼルスはペリー・ミナシアンがGMに就任。メッツはGM探しを続けている)。

また、ドジャースの野球運営部門上級副社長を務めるジョシュ・バーンズも候補に挙がっているようだ。バーンズはドジャース(2006~10年)とパドレス(2011~14年)でGMを務めた経験があり、2014年にドジャースへ復帰して現在の役職に就任。フロントオフィスの一員として地区8連覇中の常勝チームを支えている。

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