頭蓋骨骨折を経験したチェフ、11歳以下のヘディング禁止に異論「やり方を覚えないと…」

チェルシーでテクニカルアドバイザーを務めるペトル・チェフ氏は、ヘディング禁止に賛成できないと語った。

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38歳チェフは2006年10月、レディング戦で相手選手と頭部を激しく衝突し頭蓋骨を陥没骨折。以来ヘッドキャップを装着してプレーするようになり、FAは頭部を負傷した選手の安全を守るプロトコルを導入した。最近ではウォルバーハンプトンのラウール・ヒメネスが頭蓋骨を骨折する事態が起き、FAは11歳以下の子供たちに対し練習中のヘディングを禁止に。しかしチェフ氏は、子供たちのヘディング禁止は進むべき道ではないと言及した。

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「サッカーでは素晴らしいヘディングテクニックを持ってい選手がいるが、そうでない選手もいてそれがリスクになる。ヘディングの仕方を知らないと間違った角度やタイミングでボールに接触してしまい、大ケガをしてしまう恐れがある。子供たちは小さくて軽いボールを使ってヘディングを覚えていかなくてはならない」。

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「もしヘディングの習慣が身につけば、時速60マイルでボールが飛んできてもケガをしない。ジャンプの練習も重要だ。12歳から大人用のボールを使った時、正しくジャンプできずに頭をぶつけてしまう可能性がある。それは危険なことだ」。

チェフが11歳以下のヘディング禁止に異論※写真 Richard Heathcote

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