来年3月の諫早市長選 大久保潔重県議が出馬意向

大久保潔重氏

 任期満了に伴う諫早市長選(来年3月21日告示、同28日投開票)で、元参院議員の大久保潔重県議(54)=同市区、4期目=が無所属で立候補する意向を固めたことが7日、分かった。県央職業訓練協会(竹田近久理事長)と県央技能士会(同会長)が同日、同市内で出馬を要請。大久保氏は「重く受け止め、前向きに考える」と述べ、定例県議会が閉会後、正式表明する予定。
 市長選には、新人で元国土交通省職員の山村健志氏(46)、3期目の現職、宮本明雄氏(71)が立候補を表明し、今回で3人目。
 大久保氏は同市出身。長崎大卒業後、歯科医師を経て、2003年、県議に初当選。07年、参院選長崎選挙区で旧民主党公認候補として初当選、1期務めた。14年の衆院選長崎2区で落選後、旧民主党を離党。15年、県議に復帰した。
 大久保氏は取材に対し「市街化調整区域の撤廃や独自の都市計画の策定、産業の強化などを通して、諫早を『来て良し、住んで良し、人を育てて良し』という町にしたい」と話した。
 市長選立候補に伴い、大久保氏が県議を辞職、または自動失職すると、諫早市区(定数4)は欠員2に。公選法上、県議は同一選挙区で欠員2人以上になった場合、50日以内に補選が実施される。


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